今回は、シドニー工科大学(UTS)の機械工学学部をご卒業されたSさんにお話を伺いました!
シドニー工科大学(UTS:University of Technology Sydney)は世界大学ランキングの「50年以内に設立された学校部門」でトップ10にランクインし、毎年順位を上げる成長著しい大学です。
特にIT、コンピューターサイエンス、エンジニアリング分野ではオーストラリアトップクラスの評価を誇ります。シドニー中心部に唯一メインキャンパスを構える大学として、ロケーションも抜群です。
「実は、単位を一度落としてしまって卒業まで時間がかかってしまいました」と照れ笑いを浮かべるSさんですが、難易度の高い学部を無事に修了されました。その道のりや学びのポイントについて詳しくお聞きしました!
生徒様について
お名前 | Sさん |
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年齢 | 29歳 |
ビザ | 学生ビザ |
留学するまでの流れ | UTS Inserarchで英語コース→UTS本科留学(4年) |
ご留学先の情報について
学校 | UTS (University of Technology Sydney) |
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コース名 | Bachelor of Mechanical Engineering (Honours) |
期間 | 2024年7月卒業 |
機械工学を選んだ理由は?
両親が機械工学関連の会社を運営していることもあり、機械工学の道に進むことにしました。実は初めはそこまで興味はなかったです。(笑)
クラスメイトはどうでしたか?
低学年の頃はローカル学生の割合は体感的には10%ほどで、中国やインド出身の学生が多いと感じました。しかし、学年が上がるにつれて、特に3年生以降はオーストラリア人やヨーロッパ出身の学生の割合が多かったように思います。
また、授業で一緒になるアジア系の学生も多く見えましたが、実際にはほとんどがローカルの学生で、私の学科は留学生の割合はほぼいないように感じました。そのおかげで、ローカル生徒と携わる機会が多く、もちろん言語面で苦労する部分はありましたが、留学生としてはいい環境だったのではないかと思います。
学校の施設はどうでしたか?
設備に関しては、キャンパスの建物があちこちにあるので、移動するのに多い時で20分ほどかかることもありました。ただし、3年生以降は工学&IT系の建物で授業が集中していたため、特に不便を感じることはありませんでした。
また、工学科キャンパスのすぐ隣に夜遅くまで勉強できる図書館があり、便利でした。他の古い大学と比べても綺麗でセキュリティもしっかりしており、充電コードもあちこちに設置されているので良かったと思います。そのため、ファイナル試験期間中は図書館に寝泊まりして試験に臨んだこともよくありました。

課題はどんなものがありましたか?
機械工学は4代力学を基礎として学ぶので、それぞれの物理や数学などを3年の1学期までしました。ほとんどの課題がクイズ形式やレポートだったのですが、とても難しかったです。これまで学んできた数学ではなかったのと、英語で数学や物理の問題を解くということもチャレンジでした。
3年の2学期からは最終学年でインターンに出ることを前提に、メカトロニックやエレクトリカル(電気工学)学部の人たちとプロジェクトベースの課題をすることが多かったです。機械工学学部の私は月面探査ロボットの3Dデザインを作る役割を担いました。例えば、そのロボットを通して球を右から左に何秒以内に動かす、などといったルールの中で完成させるといったミッションなどがありました。

アルバイトはしていましたか?
はい、初めの2年くらいは週2~3で飲食店でアルバイトをしていました。3年生からは、やはり授業も課題もより難しくなるので、時給が高いことと数時間で終わることから、週1~2回の掃除のバイトに切り替えました。でなければ課題が多くてとても学校の課題まで回せる状態ではなかったです。グループワークも多くなり、グループのみんなとミーティングなども増えていくので、3年生・4年生のときは本当にず~~っと課題と向き合ってました。(笑)
就学中、難しかったことはありますか?
就学とバイトの両立が難しかったです。学業に力を入れるとなるとバイトは減らさざるを得なくなり、バイトを増やすと学業に集中できなくなるというシーソーゲームでした。(笑)
周りの同期たちも似たような環境の人が多かったので、お互い励まし合ってみんなで乗り越えた感が強いです。

振り返ってみて、成長を感じたことはありますか?
3年生までは理論系の内容が多く、これらの知識をどこに使うのかという疑心暗鬼な部分も正直ありましたが、4年生でプロジェクトを行いながらそういった知識が活かされ、学んできた理由がちゃんとあったんだということに気づいたときは大きな達成感を感じたことを覚えています。
それから、グループ課題をするとき、各々の個性があるのですが、その個性を活かして課題を完成させていくことを学びました。色々な国籍や状況にある生徒が集まるところなので、異なる人々と上手くやり取りするということがコツだったように思います。

今後の目標はありますか?
卒業してからも、4年生のインターンで勤務していた会社でメカニカルエンジニアとしてそのまま勤務しています。なぜか社長さんに気に入ってもらえて。このままここで勤務しながら技術をつけて、将来的には大きい会社へ転職出来たらなと思います。
UTSへの進学をお考えの方に一言
オーストラリアの大学に入学すると、より一層勉強に励まなければならないのは確かです。常に努力する必要があり、学業と仕事を両立している私のような学生は、時間配分をきちんと考える必要があります。時には「これくらいならやらなくても大丈夫かな」と妥協して後になって後悔したりすることもありますが(笑)、こうした困難を乗り越えることも、今となっては成長の過程だと思います。
頑張ってください!

Sさん、素敵な体験談をありがとうございました!
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