オーストラリアの会計学トップ校!ニューサウスウェールズ大学で会計学修士を学ぶIさんの体験談
- iae Sydney- Danny Kim
- Jun 3
- 7 min read
今回は、ニューサウスウェールズ大学(UNSW)の「Master of Professional Accounting (Extension)」に在学中の Iさんにインタビューさせていただきました!
オーストラリアで会計分野を学ぶ留学生の間でも人気のこのコースは、CPA(公認会計士)資格取得を見据えて設計されており、実践的かつ国際的な視点から会計を深く学ぶことができます。
ニューサウスウェールズ大学はオーストラリアのトップ大学のうちの1つで、世界的にも評価の高い大学。特にビジネスや会計の分野ではオーストラリア1位にランクインする大学で、国際的なキャリアを目指す方にとって、しっかりとした土台が築ける環境です。
今回は、そんな環境で実際に学んでいる Iさんに、授業の内容や留学生活について詳しくお話を伺いました。
これから会計分野を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください!

生徒様について
お名前 | Iさん |
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年齢 | 25歳 |
留学するまでの流れ | 日本の高校+1年のアメリカ留学→日本の国際教養大学→アメリカのジョージ・ワシントン大学に半年留学→UNSWの会計学 |
ご留学先の情報について
学校 | ニューサウスウェールズ大学(UNSW) |
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コース名 | Master of Professional Accounting (Extension) |
どうしてUNSW・Master of Professional Accounting (Extension)コースを?
まずひとつ目は、オーストラリアのシドニーにあるということで、地理的に日本と近いの治安、そしてイギリスやアメリカと比べると比較的少し安いということです。
それから出願の難易度が比較的低いということです。オーストラリアの大学院は他の国の大学と異なり、学士号を卒業していれば、Master (修士号コース) に出願できるので、比較的入りやすいのもいいなと思いました。
そしてUNSWを選んだ理由としては、公認会計士 (CPA) の資格取得に対応しているコースになっていて、それに惹かれたからです。
授業について
会計学のコースなので、1年目は基礎的な会計学、経済学、金融、オーストラリアの法律、統計学など、幅広い分野を学びました。
2年目からは、より会計に特化した内容で、私は「CPA Specialisation」を専攻していたため、公認会計士の試験科目に対応した授業を中心に履修していました。
難易度は科目によってさまざまで、難しいものもあれば、授業をしっかり聞いて課題をこなしていけばついていける科目もありました。ただ、全体的な勉強量で言うと、日本で大学に通っていたときの倍はあります。予習・復習・課題・試験勉強を含めると、倍くらい勉強していると思います。
課題・テストはどんなものがありますか?
課題は、基本的にどのクラスも個人課題、グループ課題、ミニ試験のようなクイズ形式です。私のコースは最終週に全科目、期末試験があります。
印象に残っている授業や課題はありますか?
ビジネス法律の授業が印象に残っています。日本とは異なるオーストラリアの法律を学んだり、実際の事案やケーススタディを基に勉強していたので、学んでいて楽しかったです。普段はビジネス分野の授業ばかりだったので、法律の授業は新鮮で面白かったです。
もう一つは、Advanced Financial Reportingという授業です。Pythonを使って自分でコーディングをしながら企業や市場の分析を行う必要がありました。グループプロジェクトだったのですが、すごく難しくて大変だった記憶があります(笑)。Pythonで何度やっても理想的な数値が出ず、みんなで「なんでだろう?」と頭を悩ませていたのを覚えています。

クラスメイトはどんな人ですか?
クラスメイトはほとんどがアジア人で、中国人、インド人、台湾人、韓国人、日本人などがいました。ローカルの生徒はほとんどいませんでした。
年齢層は比較的若く、大学を卒業してそのまま大学院に進学している学生が多かったです。社会人の学生もいましたが、かなり少なく、1クラスに数人程度でした。
学校の施設はどうですか?
講義室や図書館、フードコートなど施設が充実していて、キャンパスもとても広いので、どこでも勉強できる環境が整っているし、比較的どこもきれいで、気に入っています。
ただ、キャンパス内の移動が少し大変で、アッパーキャンパスとローワーキャンパスの間に坂のような高低差があって大変です。それから、いつも人が多くて、図書館は2つあるのですが、勉強できるスペースを見つけるのがなかなか大変です。
アルバイトはしていますか?
はい、会計事務所でカジュアルとして週10~20時間働いています。日本人のCPA資格を持つ公認会計士の方のもとで、ブックキーピング(記帳)や個人のタックスリターン、個人事業主向けの会計業務、事務作業などを担当しています。
UNSWは3学期制で、1学期に2〜3科目しか履修しないのと、大学院の授業は週に1回のレクチャーのみなので、学校とアルバイトの両立はしやすいです。毎週少しづつ勉強していれば授業についていけるので、問題なく両立できています。

コース受講中に大変だったことはありますか?
タイムマネジメントです。カジュアルで働いているということもあり、自分で課題や予習を溜めず、継続的に勉強していくということが大変でした。
CPA資格取得を目指されているかと思いますが、どのように勉強をしていますか?
基本的に私が受講しているコースは「CPA Specialisation」というCPAの試験科目と大学の科目が紐づいているプログラムなので、自分でプラスアルファで勉強する必要はないです。大学の講義を受けて、大学のペースに合わせて勉強しています。
ただし、学ぶ内容が多くて、みんなが何年もかけて取得するものを、半年間で終わらせるというコースなので、他の人よりも短期間でより多くの科目を受講するようになるので、学ぶ量が多い分、頭がパンクしそうになるくらい大変です。
難易度は、CA(Chartered Accountant:勅許会計士)よりは低いと言われていて、しっかり勉強していれば落ちることはないと思いますが、限られた時間内で勉強するのが難しいかなと思います。
進学前に知っていたら良かったなど、後悔している点はありますか?
オーストラリアで公認会計士になるために必要な費用や、どうやったらなれるかの方法をもう少ししっかり知っておいたら良かったと思います。
CPA試験費用や会員費、大学の授業と別でかかる費用がかかるということを知らなかったので、前もって調べておけば今後の見通しももう少し立てやすかったかなと思います。

UNSWに進学して良かった点を教えてください!
やっぱり一番は講義や教授の質が高いということです。
教授陣が会計士としての実務経験が豊富であったり政府機関で勤務していたなど、教えるだけでなく、実務に即した経験も豊富な人が多く、学んでいてレベルが高いなと思えることです。講義のストラクチャーもしっかりしているし、課題も高い学費に見合っていて、全体的にレベルや質が高いと思います。
また、学べる内容も会計業界の最新のもの、例えば新しい法律や会計のアップデートに関する情報などを毎回教えてもらっていました。
授業もグループワーク式でケーススタディが多く、実際の企業や事案を使って自分たちで考えるというものが多いので、単純に学ぶだけじゃなく、アウトプットができるのでタメになっていますし、いいなと思います。
今後、USNWの会計学をお考えの方へ一言
将来の投資として、絶対に後悔はしないと思います。授業料が高いですが、その分得られるものが多いです!
iaeを利用して良かった点
親身にサポートしてくれることです。院の進学先の決定やビザのことなど、なんでも相談したらすぐに返信をくれるし、サポートが充実していること。それから、シドニーにもオフィスがあるので海外だと不安な部分も安心ということです。
Iさん、素敵な体験談をありがとうございました!
iaeシドニーはニューサウスウェールズ大学との正規の公式留学エージェントです。
ニューサウスウェールズ大学への出願や奨学金については、お気軽にお問い合わせくださいね。